この記事では蜂のフンによる汚れを落とす方法やシミを予防する方法を解説していきます。
車に黄色いポツポツとした汚れが付いている場合はミツバチの糞が原因かもしれません。蜂のフンには酸性の物質が含まれているため、放置するとシミや腐食を招く恐れがあります。
ミツバチの活動時期は初夏~秋のシーズンです。この時期に、近くに蜂の巣がある環境だと車に黄色い汚れが付く可能性があります。
本文では蜂由来の汚れを落とす洗車方法や注意点、おすすめのカーシャンプーなどを紹介しています。
愛車に黄色い汚れが付着していることが多い方はこちらの内容を参考にしながら洗車をしてみてください。
なぜ車に黄色い汚れが付く?原因は蜂のフン?

初夏から秋ごろの時期に黄色いポツポツとした汚れが車の表面に付いている場合は「ミツバチのフン」が原因かもしれません。
ミツバチは自分たちの巣から少し離れたところで排泄する習性を持っています。駐車スペースの近くに蜂の巣ができるような環境であれば、ミツバチのフンである可能性が高いです。
みつばちは、巣箱から約半径100~200m圏内で糞をする特性があり、近隣に住宅がある場合、 洗濯物や車両が糞で汚染され、住民トラブルとなるケースが毎年発生しています。
引用:愛知県HP|みつばちを飼育する方、飼育している方へ
ハチのフンにより、周辺住民の洗濯物や車を汚してしまうことがあります。
引用:農林水産省HP|ミツバチを飼育する方々へ
ミツバチのフンには花粉や油分が含まれているので、粘着性のある黄色いフンになります。
なお、肉食性であるスズメバチやアシナガバチは他の小さな昆虫などを捕食するため、ミツバチよりフンが黒くなるといった特徴があります。
どちらにしても蜂のフンは車のボディを腐食させる原因となるので、早めに洗い落とさなければなりません。

蜂のフンによる黄色い汚れの落とし方|おすすめのカーシャンプーを紹介

ここでは黄色い蜂のフンが付いた場合の洗車方法を紹介しています。
ミツバチのフンには酸性の物質が含まれているため、アルカリ性または中性のカーシャンプーを使用して汚れを落とします。
車に黄色いフンが付いたらすぐに水洗いする
車に黄色いフンが付いているのを見つけたら、すぐに水洗いをしましょう。蜂のフンは時間が経つごとに固着してしまいます。
付いたばかりの蜂のフンであれば水洗いで落とせるので、ボディの表面をサッと水で流して残った水分をしっかり拭き上げてください。
なお、蜂のフンが付きやすい夏前後の時期は気温が高く、水分が蒸発しやすいため、1パーツずつ作業するのがおすすめです。
柔らかいスポンジやタオルで優しく拭き取る
汚れがこびり付いている状態でスポンジやタオルで擦ると洗車傷の原因になってしまいます。
そのため、水洗いだけでは落ちない蜂のフンは流水で軟化させた後に柔らかいスポンジやタオルで優しく拭き取ってください。なお、水では汚れが柔らかくならない場合はお湯に浸したタオルを黄色いフンの上に当ててみましょう。
蜂のフンくらいの汚れであればお湯に浸したタオルで十分に落とせます。仮に汚れが柔らかくならない場合は、次に紹介するカーシャンプーを使ってみてください。
蜂のフン汚れにおすすめのカーシャンプー

「アイアンバスターフォーム&シャンプー」は中性のカーシャンプーです。最大の特徴は普通の汚れだけでなく鉄粉も一緒に除去できる点となりますが、蜂のフンのような酸性の汚れにも高い効果を発揮します。
通常、固着した酸性の汚れにはアルカリ性シャンプーを使用することが一般的ですが、こちらのアイアンバスターなら塗装やコーティングに負担を掛けることなく様々な汚れを落とせます。
「アイアンバスターフォーム&シャンプー」はフォームガンにも対応しているため、車全体を泡で包み込み汚れをキレイに洗い流すことが可能です。なお、手動タイプの蓄圧式フォームガンでも使えます。
これまで洗車道具にあまりこだわってこなかった方にこそおすすめの商品なので、ぜひ一度試してみてください。
蜂のフンによる車のシミを予防する方法
ここからは蜂のフンによる車のシミを予防する方法を紹介していきます。
夏場になると家の近くに蜂の巣ができる、蜂の糞害に困っているといった方は、こちらの内容を参考にしてみてください。
車のカバーを装着する
自宅の駐車場に車を置いておく際にカバーを装着すると蜂のフンの予防になります。
小まめに洗車する時間がない方、車のシミが気になる方はカバーの使用を検討しましょう。
カーコーティングを施す
車本体のシミを防ぎたいのであれば、カーコーティングを施すというのもひとつの方法です。
塗装面に薄い被膜を纏わせることで細かいキズ・汚れやシミなどから愛車を守るのがカーコーティングの役割となります。
なお、カーコーティングにはいくつかの種類がありますが、防汚性・撥水性を長く維持したい場合にはガラス系コーティング・ガラスコーティング・セラミックコーティングがおすすめです。

屋内駐車場を利用する
毎年、蜂のフンに悩まされている場合は屋内駐車場の利用を検討してみましょう。屋内駐車場に車を置いておけば、紫外線・花粉・黄砂などの予防にもなります。
また、雨によるイオンデポジットやウォータースポットを防ぐ効果もあり、車の資産価値を守るためにも有効的な手段です。屋内駐車所を借りるコストは掛かるものの、長期的に見れば経済的にプラスになる可能性があります。

蜂のフンによる車のシミに関してよくある質問
ここからは蜂のフンによる車のシミに関する質問に答えていきます。
初めて車を所有する方、普段あまり洗車をしない方はこちらの内容もご覧ください。
蜂のフンによる車のシミは自然と消える?
蜂のフンによる車のシミが自然と消えることはありません。
蜂のフンが付着した箇所を放置していると段々黄ばみが強く現れ、塗装面にシミを残します。また、酸性の汚れは腐食の原因にもなるので、できる限り早く洗い流しましょう。
蜂のフン以外で車にオレンジや黄色の汚れ・シミが付く原因は?
蜂のフン以外で車にオレンジや黄色の汚れが付く原因としては、黄砂・花粉の2つが挙げられます。
どちらも季節性の汚れとなりますが、車に付着するとオレンジや黄色っぽく見えるところが特徴的です。
なお、蜂のフンと同様に黄砂・花粉の汚れを放置しているとボディにシミができてしまうので、水洗いで汚れを軟化させた後にカーシャンプーでしっかりとキレイに洗い落としましょう。
車のボディに蜂や虫の汚れが付いた場合の洗車方法は?
ボディに付着した蜂のフンや虫の死骸にはアルカリ性・酸性などの様々な成分が含まれています。放置すると塗装面が腐食し、最終的にはボディが錆びる原因になってしまうので、以下の手順で早めに汚れを落としましょう。
- たっぷりの水で汚れている箇所を洗い流す
- 摩擦を軽減するために泡立ちの良いカーシャンプーを用意する
- 柔らかいスポンジや洗車用タオルで汚れた部分を擦る
- 泡が残らないように水で洗い流す
- 水滴が残らないようにタオルで拭き上げる
もっともNGな行為は汚れた部分を乾いたタオルで拭くことです。ちょっとした汚れの場合、車内にあるタオルでサッと拭いてしまうこともあると思いますが、虫由来の汚れはしっかりした手順で洗車をおこなった方が良いと言えます。

蜂のフンによる車のシミを防ぐならスパシャン|誰でも簡単に施工可能

蜂のフンによる車のシミを防ぐなら防汚性・耐傷性・撥水性に優れた「スパシャン SPASHAN 2025」がおすすめです。
こちらはチタンを配合したガラス系コーティング剤となっていて、初心者でも簡単に施工できるところが最大の魅力です。塗装面の腐食防止にも役立つので、愛車をキレイに保ちたい方はぜひスパシャンを使ってみてください。
なお、専門業者にガラス系コーティングを依頼すると平均して5万円前後の費用が掛かりますが、こちらの「スパシャン SPASHAN 2025」であれば1万円以下で施工可能です。
蜂のフン以外にも黄砂・花粉・水垢などの汚れ予防に使えますので、カーコーティングに興味がある方は試してみてください。