- 車のガラスコーティングの寿命はどれくらい?
- 耐久性や持続性は?
- ガラスコーティングの被膜を長持ちさせる方法は?
当記事ではご覧のような疑問を持っている方に向けて、ガラスコーティングの寿命や耐久性を解説していきます。
結論から伝えると、車のガラスコーティングの寿命は3~5年です。どれだけ持続するかは洗車の仕方や頻度、駐車場の環境などによって変わります。
ガラスコーティングの主なメリットは水弾きを良くして汚れを付きづらくする点、さらに塗装面を保護しつつ新車のような輝きを与えてくれる点です。
また、カーワックスやポリマーコーティングより被膜の強度が高く、ちょっとした小キズの予防にも役立ちます。
そんなガラスコーテイングの寿命を延ばすために知っておきたいこと、被膜の効果を延ばす洗車方法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
ガラスコーティングの寿命と耐久性は3~5年が目安
冒頭でも伝えた通り、ガラスコーティングの寿命はだいたい3~5年です。これは数あるカーコーティングの中でも比較的長い方と言えます。
以下ではガラスコーティングの基本とその他のカーコーティングについて分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも車のガラスコーティングとは
車のガラスコーティングとは、ボディの塗装面にガラス質の被膜を纏わせて汚れ・色褪せなどを防ぐコーティング方法のことです。
通常、車のボディには4層程度の塗装が施されていますが、そのままだと紫外線・高温・雨などによって経年劣化が生じます。塗装面の上にコーティング剤を上塗りすることで劣化スピードを抑制し、見た目も美しく保つというのがガラスコーティングの役目です。
- 被膜の強度が高く剥がれにくい
- 紫外線や熱に強い
- 水垢・シミなどの汚れ防止
- 塗装のクリア層を保護
- 光沢感のある見た目
ガラスコーティングの主な原料はシリカガラスとも呼ばれる二酸化ケイ素です。有機質な成分を含まないため、乾燥して固まると強い強度を持つようになります。
車のコーティングにはいくつかの種類がありますが、その中でもガラスコーティングの持続力はトップクラスです。上手くメンテナンスを続ければ3~5年の間はコーティングが剥がれることなく、見た目の美しさを保ってくれます。
新車のような光沢が5年間持続します。コーティングにより汚れがつきにくく、普段のお手入れも簡単になります。
引用:日産|5YEARS COAT シリーズ
上記は日産が提供しているカーコーティングの概要となりますが、ご覧の通り5年間の持続力を示しています。(定期的な点検とメンテナンスを施した場合)
ガラス系コーティングとの違い
ガラス成分を使ったカーコーティングには「ガラスコーティング」と「ガラス系コーティング」の2つがあります。
名前が似ているので間違えやすいのですが、ガラスコーティングとガラス系コーティングでは寿命や耐久性が変わってきます。
ガラスコーティング | ・有機質を含まず無機質のガラス成分のみで構成 ・被膜の強度が高く普通の洗車では基本的に剥がれない ・業者に依頼した場合の費用も相応に高額 |
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ガラス系コーティング | ・ポリマー(有機質)とガラス成分を組み合わせた溶剤を使用 ・ポリマーが含まれている分だけ被膜の強度が劣る ・ガラスコーティングより安価 |
ガラス系コーティングには熱に弱いポリマー(有機質)が含まれています。ガラス成分との割合によっても耐久性は異なりますが、純粋なガラスコーティングと比べた場合は寿命が短くなりやすいコーティング方法です。
ただし、その分だけ施工時の料金が安いといったメリットがあります。
ガラスコーティング以外の種類について
車のコーティングには以下の種類があります。
- 油脂系コーティング
- ポリマーコーティング
- ガラス系コーティング
- ガラスコーティング
- セラミックコーティング
上から下にいくほど強度・耐久性・価格が上がるといったイメージです。
油脂系コーティングとはカーワックスをボディに塗るもので、手軽ではありますがそれほど寿命は長くありません。(カーワックス自体は数千円程度で、寿命は2週間~1ヵ月程度)
一方、専門業者やディーラーにガラスコーティングやセラミックコーティングを依頼した場合は10万円~15万円前後の費用が掛かるものの、その寿命は5年前後と長くなります。
以下の記事ではより詳しく各コーティングの特徴を解説していますので、参考にしてみてください。
ガラスコーティングの寿命を延ばす上で知っておきたいこと
ここからはガラスコーティングの寿命をできるだけ延ばしたい方に向けて、日頃のメンテナンス方法や対策を紹介していきます。
これからガラスコーティングを施すといった場合も、事前にこちらの内容を確認しておきましょう。
洗車する際は水洗いが基本
ガラスコーティング施工車をキレイにするときは水洗いが基本となります。
一般的な洗車だとカーシャンプーを使いますが、ガラスコーティングをしている車の場合は水だけで汚れを落としていきましょう。
なお、「ガラスコーティングをしている車は洗車しなくても良いのでは?」と思う方もいますが、コーティングしている車も定期的な洗車とメンテナンスが必要です。
ボディコーティング施工後も定期的なお手入れが必要となります。ボディに着いた汚れを長時間洗車を行わず放置すると、簡単には落とせなくなりコーティング剥離、シミ、汚れ痕の原因となります。
引用:マツダ|マツダコーティングシリーズ
ガラスコーティングは汚れや水垢に強いといった性質を持っていますが、それでも鳥の糞・虫の死骸・泥などが付着した場合には素早く洗い流しておきましょう。
ワックスの上塗りをしない
有機質を使用していない純粋なガラスコーティングを施工した場合、その上から有機溶剤を含むカーワックスを重ね塗りするとコーティングに不要なダメージを与えてしまいます。(カーワックスは熱・高温に弱く、溶け出すときにガラスコーティングの機能性も下げてしまう恐れがある)
ガラスコーティングを施した後は余計なワックスを塗らず、コーティングに適応したメンテナンス剤を使いましょう。
紫外線対策のために駐車場の環境を整える
ガラスコーティングは熱や紫外線に強いといった特徴を持ちますが、それでも長期間紫外線にさらしておくのは良くありません。
青空駐車の場合、ガラスコーティングの効果を長持ちさせたいのであれば車にUVカット仕様のカバーを掛けましょう。また、可能であれば自宅にカーポートの設置を検討してみてください。
ガラスコーティングの寿命を延ばす洗車方法
ここからはガラスコーティングの寿命を延ばす洗車方法を紹介していきます。
ガラスコーティング以外のコーティングを施している車にも当てはまる部分はありますので、洗車時の参考にしてみてください。
用意する道具
ガラスコーティング施工車を洗車するときに必要な道具は以下の通りです。
- メンテナンス用のカーシャンプー
- スポンジ
- 拭き取り用のタオル(複数枚)
前述の通り、ガラスコーティングを施している場合は水洗いが基本です。ただし、水洗いでは落としきれない汚れが付着している場合にはメンテナンス用のカーシャンプーを使います。
洗車の手順
ガラスコーティング施工車を洗うときの手順は以下の通りです。
- 水洗いで埃や塵などを落とす
- メンテナンス用のカーシャンプーを用意する
- 鳥の糞や虫などの有機汚れを落とす
- シャンプーが残らないようしっかりと洗い流す
- タオルでキレイに拭き上げる
埃や塵といった軽微な汚れは水洗いで落としましょう。流水で洗い落とせない汚れはガラスコーティングに対応したメンテナンス用カーシャンプーを使っていきます。このとき、あまりボディを擦りすぎないことが大切です。
汚れが落ちたらシャンプーが残らないようしっかりと洗い流してください。最後にタオルで水分を拭き取れば洗車完了です。
ガラスコーティング車に使えるおすすめカーシャンプー
ガラスコーティングを施している車にも使えるおすすめの商品が「スパシャン ダークレーベルグラフェンシャンポー(メンテナンスカーシャンプー)」です。
こちらは泡立ちが少ないカーシャンプーで、様々なコーティングに対応しています。光沢感やツヤ感のアップにも繋がりますので、ぜひ試してみてください。
新しくコーティングするならスパシャンがおすすめ
車のコーティングを検討している方におすすめしたい商品が「SPASHAN(スパシャン)2024S コーティング剤」です。
ディーラーやコーティング専門店にガラスコーティングを依頼した場合には少なくとも10万円前後の費用が掛かります。しかし、こちらのコーティング剤であれば1万円弱といったローコストでクオリティーの高い疎水性と光沢感が得られます。
使い方も非常に簡単で、洗車後に希釈したコーティング剤をスポンジで塗布するだけです。実際の効果は以下の動画で確かめてみてください。
高い費用を払って専門店に依頼しなくてもカーコーティングは自分でできます。また、好きなタイミングで再コーティングできるというのもSPASHAN(スパシャン)2024S コーティング剤の魅力です。(耐久性は最長6か月)
できるだけ節約しながら愛車の美しさを維持したい方は、ぜひスパシャンのコーティング剤を選んでください。