- 車は水洗いだけでもキレイになる？
- 水洗いだけのメリット・デメリットは？
- 水洗いで車にキズを付けないコツは？
当記事ではご覧のような疑問を解消するために水洗いだけで洗車するメリット・デメリットを解説していきます。
水洗いだけの洗車は時間が掛からないため、忙しい方にはおすすめの方法です。ただし、水だけで洗車する際には気を付けなければならないポイントもあります。
ここでは洗剤を使わずに洗車するときのコツを詳しくまとめました。合わせて車をキレイに維持するためのおすすめ商品も紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してください。
水洗いだけで洗車するメリット
水洗いだけで洗車するメリットは以下の通りです。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
準備・片付けが簡単で楽
水洗いだけの洗車に必要な道具はホース（水道）とタオルくらいです。準備するものが少ないため、その分片付けも簡単に終わります。
洗車に使える時間があまりない方にとっては楽な方法と言えるでしょう。
また、カーシャンプーを使わないため、すすぎの時間が不要というのも大きなメリットです。
洗剤残りによるシミができない
カーシャンプーを使って洗車した場合、洗剤が残っているとシミになってしまいます。しかし、水洗いだけだと洗剤由来のシミができません。
また、すすぎの時間が必要ないため水道代の節約になるというのもメリットのひとつとして挙げられます。
高圧洗浄機なら頑固な汚れも取れる
水洗いだけで車をキレイにしようとすると、どうしても落ちない汚れが出てきます。とはいえ、高圧洗浄機を使えば頑固な汚れを落とすことが可能です。
高圧洗浄機の中には洗車に特化したものもあります。いつも水洗いだけで洗車を済ませる方であれば、高圧洗浄機を買っておいて損はありません。
家庭用高圧洗浄機の価格はだいたい30,000円～50,000円程度です。長いスパンで考えればコスパの良い洗車ツールとなりますので、ぜひ購入を検討してみてください。
高圧洗浄機の選び方や使い方は以下の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。
水洗いだけで洗車するデメリット
続いて水洗いだけで洗車するデメリットを見ていきましょう。
やはりカーシャンプーを使った一般的な洗車より洗浄力が落ちるところはデメリットとなります。
固着した汚れを落としづらい
水洗いだけでは鳥の糞、虫の死骸、花粉、黄砂、油分を含む汚れなどを完璧には落とせません。
特に時間が経過した汚れはスポンジやブラシで擦らないと取れないので、摩擦を軽減するためにもカーシャンプーが必要となってきます。
また、塗装の劣化原因になるイオンデポジットやウォータースポットを除去したいときには、専用の道具や洗剤を用意することになります。
念入りな拭き取り作業が必要
水だけで洗車した後には念入りな拭き取り作業が欠かせません。もちろんカーシャンプーを使った洗車後も拭き取り作業は必要となりますが、水洗いだけだと撥水性がないためより丁寧な作業が求められます。
洗車後に拭き取り作業をおこなうのはイオンデポジットやウォータースポットの発生を抑えるためです。
イオンデポジットとは、水に含まれている成分（主にミネラル）が車体に固着して白い跡になったものを指します。
また、車のボディに付着した水滴がレンズのような働きをして太陽熱を集めると、車体にクレーターのような凸凹が生じます（＝ウォータースポット）。
参考：チューリッヒ保険会社｜車の水垢やイオンデポジット・ウォータースポットとは
イオンデポジットやウォータースポットの除去や発生を抑えづらいというのも、水だけ洗車のデメリットと言えるでしょう。
洗車キズが付きやすい
水だけで車を洗う場合でも、目立った汚れを落とす際はタオルやスポンジでボディを擦ることになります。このときに洗車キズが付きやすいところが最大のデメリットです。
前述の通り、カーシャンプーには摩擦を軽減させる役割もあります。汚れが付いたタオルやスポンジでボディを擦ると、その汚れが引っ掛かってキズが付くことも珍しくありません。
こうした洗車キズを防ぐためにも、多くの方は洗剤を使って洗車しています。
車にキズを付けないコツ｜洗剤を使わない洗車の注意点
ここでは水だけで洗車する際に「車をキズ付けないコツ」を紹介していきます。洗剤を使わないで洗車することが多い方は、ぜひこちらの注意点をご覧になっておいてください。
- 太陽が照り付ける時間帯は避ける
- 屋根から順番に洗車する
- キズが付きづらいスポンジやタオルを用意する
水だけで洗車する場合は「気温が高い日」を避けましょう。太陽が照り付けている時間帯に洗車すると、ボディに付着した水滴がすぐに蒸発してイオンデポジットの原因になってしまいます。
また、屋根から下に向かって洗車するのもポイントのひとつです。汚れを上から下に洗い流すことで、全体的にキレイな仕上がりとなります。
そして、もっとも重要となるのは水洗い時に使うスポンジやタオルの種類です。繊維が荒いスポンジやタオルで車体を擦ると余計にキズが付きやすくなります。
特に最後の拭き取り作業をおこなうときには吸水力が高く、キメ細かいタオルを使いましょう。なお、拭き取り作業に多くの時間を掛けないというのも大事なコツです。
水洗いだけで車をキレイにするときによくある質問
ここでは水だけ洗車に関してよくある質問をまとめました。
「洗車をするなら水道水より純水の方が良い？」「コーティング済みの車なら水洗いだけで十分？」などの疑問を解消したい方は、こちらを参考にしてみてください。
水だけで洗車する場合は普通の水道水で良い？
普通の水道水で洗車しても問題はありません。ほとんどの方は車を洗うときに水道水を使っています。
ただし、水道水には塩素（カルキ）やミネラルが含まれているため、車体に付いた水滴が乾くと白い跡が残ります。（＝イオンデポジット）
水道水には水道法によって塩素消毒が義務づけられているため、残留する塩素の臭いがします。塩素が含まれることで細菌の繁殖を抑えることができます。
引用：徳島市HP｜カルキ臭（塩素臭）について
塩素やミネラルに由来するイオンデポジットを防ぎたい場合は「純水機」を使うというのもひとつの方法です。
純水機とは水道水に含まれる塩素やミネラルを除去し、不純物を含まない水にする機械を指します。
純水で車体を洗い流せば拭き取り作業が不要となりますので、車をキレイに保ちたい方は純水機の購入も検討してみてください。
雨の日は水洗いだけで問題ない？
雨の日の洗車は水洗いだけでも大丈夫です。そもそも雨が降っているとカーシャンプーが流されてしまうため、洗剤（泡）の効果が低下します。
また、雨によって汚れが軟化しているところに強い圧力の水を掛ければ、それだけで汚れが落ちることもあります。
拭き取り作業ができないのはデメリットですが、固着した汚れを落とすためには雨の日の洗車も悪くないことを覚えておきましょう。
コーティング車は水洗いだけでキレイになる？
コーティング車の場合、施工したコーティングの効果が残っていれば水洗いだけでもある程度はキレイになります。
ただし、鳥の糞、虫の死骸、油分を含む強い汚れなどはカーコーティングでも防ぎきれません。また、ホイールやタイヤの汚れは手洗いすることになります。
とはいえ、あらかじめカーコーティングを施しておけば車の美しさが持続しますので、コーティングをしたことがない方はぜひ一度試してみてください。
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