- 車のコーティングは自分でもできる?
- 自分でカーコーティングするときのやり方や手順は?
- コーティングするときの注意点は?
この記事ではご覧のような車のコーティングに関する疑問を解消していきます。
車体の撥水性や防汚性を高めることがカーコーティングの役割です。そんな車のコーティングにはいくつかの種類があります。
コーティングの種類によって施工時間や金額が変わりますので、各コーティングの特徴を理解し、自分の目的に合うものを選びましょう。
ここでは車のコーティングをするときに必要となる道具とコーティングの手順を詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。また、合わせておすすめのコーティング剤も紹介していきます。
自分で車のコーティングをするときに必要なもの
車のコーティングをする際にはいくつかのステップを踏みます。
各ステップで必要な道具をまとめましたので、参考にしてください。
①洗車用の道具
コーティングをするときには事前に洗車をおこないます。
- カーシャンプー(中性タイプ)
- バケツ
- 洗車用のスポンジ
- ブラシ(細部を洗うためのもの、歯ブラシでも可)
- タオル(マイクロファイバークロスなど)
こちらは一般的な洗車に使用するものを用意すれば大丈夫です。
中性のカーシャンプーは塗装へのダメージが少ないため、最初の洗車時は中性のものを選びましょう。
②下地処理の道具
車をキレイにコーティングするためには下地処理が重要です。そのため、下地処理用の道具はできるだけこだわりましょう。
- 鉄粉除去剤
- 水垢除去剤(イオンデポジット用)
- 脱脂クリーナー(油汚れ用)
- スポンジ
- 研磨剤
- マイクロファイバークロス(複数枚)
中性のカーシャンプーでは取り切れない水垢や油汚れを落とすために鉄粉除去剤・水垢除去剤・脱脂クリーナーなどが必要になります。なお、スポンジは洗車用のものとは分けて用意しましょう。
③コーティング用の道具
車用のコーティング剤にはいくつかの種類があります。目的に応じて選ぶものが変わってきますので、初めてカーコーティングする方は事前に特徴を理解しておきましょう。
- コーティング剤(ガラスやポリマーなど)
- スポンジ(コーティング用)
- マイクロファイバークロス(複数枚)
車のコーティング作業では大量のタオル(マイクロファイバークロス)を使いますので、セット売りされているものを購入してみてください。
自分で車をコーティングするときのやり方と手順
ここからは自分でカーコーティングするときのやり方と手順を解説していきます。
各手順でやることを間違えると仕上がりにムラが出てしまいますので、必ず洗車⇒下地処理⇒コーティングの順番を守りましょう。
カーコーティングDIY①細部まで丁寧に洗車
まずはホースで車全体に水を掛けて、取れやすい汚れを落としておきましょう。鳥の糞や虫の死骸、黄砂といったものが付いたままスポンジで擦ると余計なキズが付いてしまいます。
水洗いが済んだら、次に中性のカーシャンプーで各パーツを洗っていきます。この際にエンブレムやドアミラー、ドアハンドルといった細かいところまで丁寧に洗浄しましょう。
洗車後、次の工程で水洗いが必要なければタオルで拭き上げ作業をおこなってください。鉄粉除去作業が必要な場合は濡れたままでも大丈夫です。
カーコーティングDIY②各パーツ・ボディの下地処理
コーティング剤を塗布する前に、洗車では落としきれない汚れや鉄粉を除去していきます。
なお、一般的な下地処理の順番は以下の通りです。
- 鉄粉除去作業
- 水垢・イオンデポジット除去作業
- 研磨作業
- 脱脂作業
- 拭き上げ作業
車のボディに鉄粉除去剤を撒いたら、しばらくの間放置します。(商品に記載されている時間を参照)
一定の時間が経過したら鉄粉除去剤をキレイに洗い流しましょう。
次に水垢除去剤を使って水垢やイオンデポジットを落としていきます。スポンジに除去剤を付けたら、優しく車体の表面を擦ってください。
ドアミラーやドアハンドルといった細かい部分に水垢が溜まりやすいので、そういったところも念入りに洗浄します。
なお、水垢除去剤やイオンデポジット用洗剤を使っても跡が取れない箇所はウォータースポットになっている可能性が高いです。
その後、いったん車全体を水洗いし、マイクロファイバークロスで拭き上げます。ボディが乾いたら脱脂クリーナーを塗布し、再度マイクロファイバークロスでキレイに拭き取りましょう。
これでカーコーティングの下地処理は終了です。次にコーティング作業をおこなっていきます。
カーコーティングDIY③コーティング施工
カーコーティングはスピードが重要になってきます。基本的にはコーティング剤をスポンジで伸ばし、マイクロファイバークロスで拭いていくという作業の繰り返しです。
この際、ムラが出ないように1パーツずつ作業をおこなうことが大切です。また、気温が高い日だとコーティング剤の硬化スピードが早くなってしまうため、できれば気温が低い日や日差しが弱い日を狙いましょう。
すべてのパーツにコーティング剤を塗布し終わったら、被膜がしっかりと定着するまで時間を置きましょう。完全に硬化するまでの時間はコーティングの種類によって異なりますが、どんなものでも丸1日置けば施工完了となります。
カーコーティングの種類について|ガラス・ポリマーなど
ここではカーコーティングの種類を解説していきます。
コーティングの種類によって持続する期間や施工に掛かる金額が変わってきます。また、効果もそれぞれ異なりますので、自分の目的に合ったコーティングを選びましょう。
ガラスコーティング
いくつかあるカーコーティングの中で主流とされるのがガラスコーティングです。
ガラスコーティングの特徴は持続性・自浄性に優れているところで、施工すると簡単な洗車だけで汚れが落ちるようになります。
- 被膜の強度とセルフクリーニング力の高さが魅力的
- 持続期間は半年~3年程度
- 金額は50,000円~100,000円前後
ガラスコーティングは持続期間・金額ともにポリマーコーティングとセラミックコーティングの中間といった形になっています。
ポリマーコーティング
フッ素やシリコンといった樹脂成分を使って被膜を形成するのがポリマーコーティングの特徴です。
ボディ表面の細かなキズを目立たなくしてくれる点、カーワックスよりも艶感に優れている点がメリットとして挙げられます。
- フッ素やシリコンを使ったコーティングで施工時間が短い
- 持続期間は1ヵ月~2ヵ月程度
- 金額は2,000円~10,000円前後
ポリマーコーティングは価格が安い分、持続期間の短さがデメリットとなります。
セラミックコーティング
カーコーティングの中でもっとも硬度・強度に優れているのがセラミックコーティングです。施工料金が高額な分だけ、持続する期間も長くなっています。
- 超高度な被膜でキズを予防、ガラスコーティングより耐久性が高い
- 持続期間は5年以上
- 金額は200,000円前後
摩擦によるキズが付きにくく、高い撥水性を発揮してくれるところもセラミックコーティングのメリットです。
自分で車をコーティングするときの注意点
DIYでカーコーティングをおこなうときには以下の点に注意しましょう。
- 各洗剤を使うときにはゴム手袋を着用する
- コーティングが乾くまで車を動かさない
- 各商品の説明書きをよく読む
人によっては洗剤が肌に合わず、触れたところがかぶれる恐れがあります。そのため、洗車や下地処理をするときはゴム手袋を着用しましょう。
また、コーティング剤を塗布した後は完全に乾く(表面が硬化)まで車を動かさないでください。コーティング途中に車を走らせると表面に余計な汚れが付いてしまいます。
自分で車をコーティングする場合によくある質問
ここではカーコーティングに関するよくある質問をまとめました。
ガラスコーティングに掛かる時間はどれくらい?
使用するコーティング剤によっても異なりますが、ガラスコーティングが完全に定着するまでの時間はだいたい12時間~24時間です。
なお、店舗に依頼した場合の施工日数は2~3日ほど掛かります。
コーティングの費用はいくら?
コーティングの費用は選ぶ種類によって変わってきます。
もっとも安いのはポリマーコーティングで数千円程度です。ガラスコーティングを店舗に任せた場合は50,000円~100,000円程度の費用が掛かります。
もっとも高額なのはセラミックコーティングで、費用は200,000円前後です。
どの種類のコーティングがおすすめ?
個人の目的や求める仕上がりによって選ぶコーティングの種類は異なります。
安さを重視するならポリマーコーティングがおすすめですが、持続期間・効果・費用を総合的に考えた場合はガラスコーティングがバランスに優れていると言えそうです。
車に対してこだわりがあり、とにかく高い効果を求める方にはセラミックコーティングが合っています。
簡単に車のコーティングをしたい方にはスパシャンがおすすめ
「もっと簡単にカーコーティングをしたい」という方には、当社が手掛ける「スパシャン(SPASHAN)2024 コーティング剤」をおすすめします。
こちらは洗車後にササっと塗布するだけで抜群の撥水力を発揮してくれるコーティング剤です。
施工方法が簡単なので、初めてカーコーティングをする方でも使いやすい商品となっています。
以下の動画では実際の使い方や効果を解説していますので、ぜひご覧になってみてください。
本来であれば数万円以上するコーティング効果が1万円以下で手に入るところもおすすめの理由です。
当社(株式会社HOBSTAR)ではコーティング剤以外にも、下地処理に必要な鉄粉除去剤・水垢除去剤・洗車用タオルなどを幅広く取り扱っています。
どんな車種にも使えるカーケア用品が揃っていますので、ぜひ一度試してみてください。