- フロントガラスに付着する油膜とは?
- フロントガラスに油膜が付く原因は?
- フロントガラスに付着した油膜の落とし方は?
この記事では上記のような疑問を解消するために、車のフロントガラスに油膜が付着する原因や落とし方を紹介していきます。
フロントガラスに油膜が付着するのは排気ガスや大気中に含まれる油分が原因です。車を利用している以上は避けて通れない汚れであり、定期的に除去する必要があります。
しかし、フロントガラスに付いてしまう汚れは油膜だけではありません。汚れの種類によっては落とし方が変わってくるため、それぞれの特徴や見た目を知っておくことが大切です。
ここでは油膜を含めてフロントガラスに付着する様々な汚れをキレイにする方法やおすすめのカーケア商品も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
車のフロントガラスに付着する油膜とは
油膜とは、名前の通り油分が膜のようになって付着した汚れを指します。
フロントガラスに油膜が付着していると視界が悪くなり、安全運転の妨げとなってしまいます。そのため、できるだけ小まめに洗い落とさなければなりません。
なお、フロントガラスによく付着する汚れとしては「水垢(ウロコ)」も挙げられますが、水垢と油膜は別ものです。
ウロコは、窓ガラスをきれいに拭いて汚れが付着していない乾いた状態でも、目で見てはっきりと分かります。文字通り魚のウロコのような見た目でガラス表面に付着していて、白っぽくなっており目立つことが多いです。
引用:中古車のガリバー|フロントガラスの油膜取り!落とし方やおすすめ対策を整備士が解説
水垢(ウロコ)は常に白い跡としてうっすらと見えますが、油膜は乾いている状態ではハッキリと視認できません。
水に濡れることでガラス面がギラギラ・ユラユラとした見た目になるところが油膜の特徴です。
車のフロントガラスに油膜が付着する原因
自然とフロントガラスに付着してしまう汚れが油膜です。その原因としては以下のような点が挙げられます。
それぞれの特徴を分かりやすく説明していきましょう。
車の排気ガスに含まれる油分が付着する
車の排気ガスには油分が含まれています。
交通量が多い道路を頻繁に通るとその分だけ油膜が付きやすくなりますが、交通量が少ない道路であっても油汚れが付くことは避けられません。
普段、排気ガスによる汚れを視認することはほとんどありませんが、車のフロントガラスやボディには常に排気ガスに由来する汚れが付着していることを理解しましょう。
大気中に含まれる油分が雨によって付着する
大気中には目に見えない成分がたくさん含まれていますが、その中には油分も含まれています。
そうした大気中の油分が雨によって落とされ、車に付着するというのもフロントガラスに油膜ができる原因のひとつです。
なお、工業地帯や工業団地といったエリアでは大気中に含まれる油分の濃度が高くなる傾向にあります。
ワックスやコーティング剤の油分が溶けて付着する
車のボディに塗ってあるワックスやコーティング剤が溶け出し、フロントガラスに付着することで油膜が形成されることもあります。
特に油分が多いワックスは油膜の原因になりやすいため、ワックスを塗布した後はできるだけしっかりと乾燥させましょう。
また、必要以上にワックスを厚く塗ると溶け出す可能性が高まるので、適量に留めることも大切です。
補足:フロントガラスの内側に付着する油膜の原因
油膜はフロントガラスの外側だけでなく「内側」にも付着します。
- 開けた窓から入ってくる空気
- エアコンによって取り入れた外気
- 手の油分
外から入ってくる空気には油分が含まれていますので、窓を開けていればフロントガラスの内側にも油膜ができてしまいます。
また、何かしらの理由でガラス部分を手で触れれば、手の油分が付くことも避けられません。
車のフロントガラスの油膜取りはどうやる?キレイな落とし方を解説
ここからは車のフロントガラスに付着した油膜をキレイに落とす方法を解説していきます。
フロントガラスに付着しやすい汚れの種類、油膜への対処法を分かりやすくまとめましたのでご覧ください。
フロントガラスに付着する汚れの種類
フロントガラスには油膜を含めて以下のような汚れが付着しています。
汚れの種類 | 特徴・見た目 |
---|---|
油膜 | 乾いている状態だと見えづらい 濡れるとギラギラとした斑模様に見える |
水垢 | いわゆる「ウロコ状」の白い跡 白い筋状になることもある |
鉄粉 | ほぼ目には見えない汚れ ガラスやボディに触れるとザラザラとした感触で分かる |
ピッチタール | アスファルトの舗装成分による汚れ それほどフロントガラスには付着しないが油汚れのひとつ |
油膜を落とすには中性のカーシャンプー、または専用のクリーナーを使用することが一般的です。
水垢や鉄粉といった汚れにもそれぞれ専門的な除去剤やクリーナーを使いますので、落としたい汚れに合わせて洗剤やクリーナーを用意しましょう。
なお、ピッチタールは主に車両の下回りに付きやすい汚れですが、ガラス部分に付着している場合は固まっている汚れを優しく取り除き、その後に油汚れを除去していきます。
フロントガラスに付いた油膜の落とし方
フロントガラスに付着した油膜の落とし方は以下の通りです。
- 通常のカーシャンプーで細かいホコリや砂などの汚れを洗い流す
- 油膜除去剤をスポンジに取ってガラス部分に塗布する
- 大量の水で油膜除去剤を洗い流して乾いたタオルで拭き上げる
油膜除去剤がガラスに付いたままだと新しい汚れの原因になってしまいますので、しっかりと水で洗い流しましょう。
また、水滴を放置しておくと水垢(ウロコ)ができてしまいます。そのため、作業後には乾燥したタオルで丁寧に拭き上げてください。
このほか、コンパウンドタイプ(研磨剤)のクリーナーで油膜を落とす方法もあります。ただし、ガラス部分の研磨作業はある程度の経験が必要なので、できれば作業に慣れている方と一緒におこないましょう。
家にあるもので車の油膜や油汚れをキレイにする方法
一般的な家庭にあるものでもフロントガラスの油膜取りはできます。
- 食器用の中性洗剤で油膜(油分)を分解して除去する
- 蒸しタオルをしばらくガラス部分に当てたあと拭き上げる
- 濡らしたマイクロファイバータオルに適量の消毒用アルコールを含ませて油膜を拭き取る
先ほどカーシャンプーで洗車する際も中性のものを勧めましたが、中性の洗剤には以下のような働きがあります。
汚れたものを中性洗剤で洗うと、油汚れに界面活性剤の親油性の分子がつき、表面張力を低下させる作用によって汚れを繊維から剥がしやすくします。汚れの外側は親水性の分子が包み込むため、水に引かれることによって汚れを繊維から引き剥がします。このような仕組みで中性洗剤に含まれる界面活性剤が油汚れを落とすのです。
引用:フマキラー|身近だけど実はこんなに使える「中性洗剤」のメカニズムと掃除で使う方法
また、油汚れは温めることで軟化する性質があるので、蒸しタオルで油膜を拭き上げるのも効果的です。
そのほか手指に使う消毒用アルコールでも油分を除去できるため、家にカーシャンプーや専用の除去剤がない場合は試してみてください。
フロントガラスの油膜取りにおすすめのカーケア商品
ここからはフロントガラスの油膜取りにおすすめしたいカーケア商品を3つ紹介していきます。
どれも愛車をキレイに保つために役立つアイテムとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
①スパシャン Dr.ケアコレ カーシャンプー 500ml
こちらの「スパシャン Dr.ケアコレ カーシャンプー 500ml」は中性タイプの洗剤です。
フロントガラスの油膜取りにも効果的なカーシャンプーなので、新しく車用の洗剤を買おうと思っている方にはぜひともおすすめしたいアイテムとなっています。
なお、コーティング車のボディにも使えて、フォームガンでの使用も可能です。
②モンキーギャング ガラスクリーナー
こちらの「モンキーギャング ガラスクリーナー」はフロントガラスの内側に付着した油膜やタバコのヤニをキレイに除去できるカーケア商品です。
ノンシリコンタイプなので拭き取った後にガラス部分がギラギラすることがなく、手の皮脂や指紋といった細かい汚れまでしっかりと取り除けます。
フロントガラスの外側だけでなく内側もキレイにしたい方は、ぜひこちらのクリーナーを試してみてください。
③スパシャン オタマジャクソン
こちらの「スパシャン オタマジャクソン」はフロントガラスに付着する汚れを予防するためのアイテムです。
雨に含まれる油分がフロントガラスに付着したままだとすぐに油膜が形成されてしまいます。しかし、この商品をガラス部分に塗布しておけば、圧倒的な撥水力によって水滴や油汚れが付きにくくなるのです。
使い方は洗車後のガラス部分にササっと塗布するだけなので誰でも簡単に使えます。
「スパシャン オタマジャクソン」は水垢対策としても役立つため、すべてのカーオーナーにおすすめのアイテムです。
フロントガラスの油膜取りと合わせて施工したいスパシャンコーティング剤
フロントガラスに付着した油膜の落とし方やおすすめのカーケア商品を紹介してきましたが、車のボディ全体を美しく保つためにはカーコーティングを施すのもひとつの手です。
とはいえ、業者にガラスコーティングやセラミックコーティングを依頼すると数十万円単位の費用が掛かります。
そこで、利用を推奨しているのが「スパシャン(SPASHAN)2024 コーティング剤」です。
こちらのコーティング剤は自分で簡単に施工できる商品となっていて、たった数十分の作業で愛車のツヤ感や光沢を取り戻せます。また、優れた疎水性・撥水性を発揮してくれるところも大きな魅力です。
以下の動画では実際の使用方法や効果を紹介していますのでご覧になってみてください。
今度の休日にはフロントガラスの油膜取りを含めて、徹底的に洗車をしようと考えている方はぜひ「スパシャン(SPASHAN)2024 コーティング剤」も合わせて使ってみましょう。