この記事では車についた樹液汚れの落とし方を解説していきます。
樹液による汚れが付きやすいのは春から秋に掛けての時期です。ゴールデンウィークや夏休みに旅行へ出かけた際、樹木がある駐車場に車をとめていると気付かないうちに樹液汚れが付くケースがあります。
樹液が付いたまま放置していると塗装面の劣化や腐食を招き、点々としたシミになる恐れがあります。
塗装のクリア層や中塗り層までシミが侵蝕すると見た目が損なわれるだけでなく、中古車としての価値も下がってしまいます。樹液が付着した場合は速やかに洗い落としましょう。
樹液には油分や酸性の物質が含まれていて、しばらく放置してしまうと普通の洗車では落としづらくなってしまいます。
本文では樹液汚れやシミが落とせなくなった場合の対処法、樹液汚れを予防する方法なども紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
車に付着する黄色い樹液について

まずは車に付着する樹液汚れについて解説していきます。
それぞれの内容を見ていきましょう。
樹液とは?
樹液とは、樹木から分泌される液体のことで主に油分や酸性の物質(脂肪酸やアミノ酸など)を含んでいます。
木の種類によって含まれる成分は変わりますが、どれも車のボディに付着したまま放置すると頑固な汚れになり、簡単には落とせなくなってしまいます。
なぜ車に樹液が付着するのか?
家の駐車場の周りに樹木が生えていなくても、仕事場の駐車場や旅行先での駐車場の周りに樹木が生えているケースはあります。
5月~8月ごろの気温が高い時期は樹液が出やすい時期であり、ゴールデンウィークや夏休みに出かけた先で樹液汚れが付くことも珍しくありません。
車についた樹液を放置すると?
車に付着した樹液を放置すると以下のようなリスクや危険性が増します。
- コーティング・塗装面の劣化やひび割れ
- 車本体の点々としたシミ
- 鋼板の錆びや腐食
樹液が付いた部分だけに点々としたシミが残ると車の見た目が著しく悪くなります。また、中古車として売りに出すとき査定価格が下がるため、経済的な損失にもなりかねません。
こうしたデメリットを回避するためにも樹液汚れは早急に落とした方が良いということです。

車についた樹液の落とし方3選|お湯やアルコールを使って除去

ここからは車についた樹液汚れの落とし方を紹介していきます。
樹液汚れは軽度のうちに洗い流すことが肝心です。気付かないうちに頑固な汚れになっていた場合は、アルコールや専用のクリーナーを使って落としましょう。
①お湯を使って樹液を落とす
付着して間もない樹液汚れであれば、お湯を使って洗い落とせます。だいたい80℃くらいのお湯を用意し、汚れている部分にタオルをかけて、その上からお湯をゆっくり掛けましょう。
お湯が染み込んだタオルによって樹液汚れが蒸されますので、柔らかくなったところで優しく拭き取ってください。
なお、沸騰するほどの熱湯を車のボディに掛けるのはNGです。カーコーティングや塗装面に負担を掛けてしまいます。(コーティングの種類によっては剥がれてしまう恐れもある)
②アルコールやカーシャンプーを使って樹液を落とす
お湯を使っても樹液の汚れが落ちない場合は、消毒用アルコールや洗浄力が高いカーシャンプーを使用します。
アルコールには油分を溶かす「溶解作用」があるため、樹液のような油分を含んだ汚れには効果的です。
部分的に樹液の汚れが付いている場合は、アルコールを染み込ませたタオルを置いて汚れを軟化させましょう。
③専用のクリーナー・除去液を使って樹液を落とす
カーケア商品を販売する専門ショップには、樹液専用のクリーナーや除去液も置いてあります。
頑固な樹液汚れを除去するのであれば、研磨剤を含んだ粘土タイプのクリーナーがおすすめです。樹液で汚れた部分やシミのクリーンアップに高い効果を発揮してくれます。
ただし、研磨剤入りのクリーナーを使う場合は、あらかじめ目立たないところで試してから使用しましょう。

車についた樹液やシミが落ちない場合はどうする?

車についた樹液やシミが落ちない場合は、無理に自分で何とかしようとせずプロに任せましょう。
ガッチリと固着してしまった樹液汚れはコンパウドによる研磨作業で磨き落としていくことになりますが、初心者だと余計なキズを付けてしまうかもしれません。
樹液の汚れが部分的な場合は、プロの業者に頼んでもそれほど費用が高額にならないケースもあるので、まずは一度見積もりをしてもらいましょう。
車につく樹液の汚れ対策|カバーやコーティングが有効的

自宅の駐車場で樹液汚れを予防するには以下の対策が有効的です。
- 車カバーを使用する
- カーコーティングを施す
車のカバーは樹液汚れから物理的に愛車を守ってくれます。車を使用するたびにカバーを脱着するのは面倒かもしれませんが、樹液のシミが気になる方はカバーを使いましょう。
また、塗装面へのシミを防ぐのであればカーコーティングを施すのもおすすめです。コーティングにいくら汚れが付いても被膜を剥がしてしまえば塗装面へのダメージを予防できます。

車につく樹液汚れに関してよくある質問
ここでは車につく樹液汚れに関する質問に答えていきます。
駐車環境的に樹液が付きやすい方、樹液汚れで困っている方はこちらの内容も参考にしてみてください。
樹液で車に点々としたシミができた場合は?
樹液によって点々としたシミができてしまったときは、できるだけ早く汚れとシミを取り除く作業をしましょう。
コーティングにシミができてしまった場合は、一度コーティングを落としてから再度カーコーティングを施します。
車の樹液汚れは洗車機で落とせる?
付着してからそれほど時間が経過していない樹液汚れであれば、洗車機でも落とせる可能性があります。
ただし、固着した樹液汚れの場合だと洗車機を使うことで別のキズを付ける恐れがあるため、汚れの度合いを見て手洗い・洗車機を使い分けましょう。

樹液汚れにおすすめのカーシャンプーやクリーナーは?

「スパシャン アイアンバスターフォーム&シャンプー」は様々な汚れに効果的なカーシャンプーです。樹液汚れ以外にも、花粉・黄砂・虫の死骸・鳥の糞・融雪剤などの汚れもキレイに落としてくれます。
また、通常のカーシャンプーとしての効果だけでなく鉄粉も同時に除去できるところが最大の特徴です。
樹液による汚れやシミを予防するならスパシャンがおすすめ

日頃から樹液汚れに困っている方は、愛車に「スパシャン SPASHAN 2025」を施工してみましょう。
こちらは初心者でも簡単に施工できるガラス系コーティング剤で、チタンを配合した光沢感や疎水性を特徴としています。
耐傷性・耐腐食性・防汚性に優れたスパシャンをコーティングしておけば、塗装本体へのダメージを軽減できます。
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