ポリッシャーは車の塗装面を研磨する作業やワックスがけ(艶出し)などに使用する電動工具です。
ちょっとした汚れや細かいキズであれば初心者でも簡単に消せますので、ひとつ持っておくと便利な道具と言えるでしょう。
手作業よりも効率的かつ均一的な仕上がりになるというのが電動ポリッシャーを使用するメリットです。塗装面の輝きを復活させたい方にはおすすめのアイテムと言えます。
この記事では初心者向けに電動ポリッシャーの仕組みや使い方、おすすめの商品を紹介していきます。カーケアに興味を持ち始めている方は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
車磨きにおすすめのポリッシャーとは|構造と使い方を解説
まずは電動ポリッシャーの構造や種類、使い方について見ていきましょう。
初めて電動ポリッシャーを購入する方は、こちらからご覧になってください。
電動ポリッシャーの構造と仕組み
車用の電動ポリッシャーの構造と仕組みは以下の通りです。
- 先端が回転する仕組みになっている
- バフと呼ばれるスポンジ状の素材を先端に取り付ける
- バフには研磨用や艶出し用などの種類がある
- ボディの塗装面にポリッシャーを押し付けることで汚れや細かいキズが除去できる
- 手作業よりも効率よく広範囲の作業ができる
研磨成分を含んだコンパウンドをバフに付けて車を磨けば、くすみの原因となる微細なキズを修復できます。
また、手作業では落としづらい汚れもキレイに磨き落とせるところが電動ポリッシャーの特徴です。
なお、ポリッシャーは回転の仕方によって主に3つの種類に分けられます。
回転の仕方 | 特徴 |
---|---|
シングルアクション | ・一方向の回転運動のみ ・研磨力が高い ・キズ消しに適している |
ダブルアクション | ・一方向の回転運動と偏芯運動 ・研磨力が低い ・最終仕上げに適している |
ギアアクション | ・変則的な回転運動 ・研磨力は中程度 ・中間仕上げに適している |
シングルアクションは扱いがやや難しく、プロ向けのポリッシャーと言われています。初心者が使用するならダブルアクションやギアアクションから試してみましょう。
電動ポリッシャーの種類|充電式orコード式
電動ポリッシャーには大きく分けて充電式(コードレス)とコード式(有線)の2種類があります。
- 充電式:コンセントなしで使用できて、細かい箇所の磨き作業に適している
- コード式:回転のパワーが落ちず、長時間の作業に向いている
洗車やキズ消し作業をおこなう場所にコンセントがない場合はコードレスタイプのポリッシャーは選びましょう。コンセントがあるガレージ内で作業するのであれば有線タイプがおすすめです。
電動ポリッシャーの使い方|バフやコンパウンドとの組み合わせ
電動ポリッシャーの基本的な使い方は以下の通りです。
- 車を全体的に洗車する
- マスキングテープで研磨箇所を囲う
- バフに適量のコンパウンドを付ける
- 研磨作業をおこなう
- コンパウンドを拭き取る
- 仕上げの研磨や艶出しをおこなう
電動ポリッシャーを使用する際は、事前に車の汚れを落としておきましょう。砂や泥が付いた状態で研磨作業をおこなうと、余計な洗車傷が付いてしまいます。
全体を洗車したら研磨する箇所の周りをマスキングテープなどで囲います。(近い場所にコンパウンドが付着しないようにする)
バフにコンパウンドを付けたら実際に研磨作業をおこない、終了後はボディに残っているコンパウンドを丁寧に拭き取ってください。

初心者におすすめ|プロも推薦する車磨きの電動ポリッシャー&バフ3選
ここでは、初心者でも扱いやすいおすすめの電動ポリッシャーやバフを紹介していきます。
上記3つのアイテムを揃えておけば様々な汚れや小キズに対応できますので、ぜひ参考にしてみてください。
KT-Vポリッシャー|小型のハンドサイズで使いやすい

電動ポリッシャーの購入を検討している初心者の方におすすめしたいのが、こちらの「KT-Vポリッシャー」です。
- 5段階の回転速度で調整できる
- キズ消しの研磨作業と艶出しワックスがけに適したモデル
- LED照明付きで施工箇所が見やすい
- 大容量バッテリーが2つ付いているので作業を中断せずに済む
- 省スペース性に優れたコンパクトサイズ
コードレスタイプの電動ポリッシャーなので、細かい部分の研磨作業にぴったりです。また、大容量バッテリーが2つ付いているところもおすすめのポイントとなっています。
It’s win 3インチ WIN PAD|ミニポリッシャーにおすすめ

こちらの「It’s win 3インチ WIN PAD」はキズ消し用の研磨作業から仕上げの艶出しまで、幅広い用途に使えるオールマイティーなバフです。
- ドイツ産の高密度フィルターフォームを使用
- シングルアクション・ダブルアクションへの互換性が高い
- 耐久性に優れていて長期的に利用できる
車内用インテリアフォームパッドは、車の中の汚れを落とすのにも使えます。この機会にぜひ「It’s win 3インチ WIN PAD」をチェックしてみてください。
Angelwax オールインワンコンパウンド

ポリッシャーと合わせて細かいキズを落とせるコンパウンドをお探しの方には「Angelwax オールインワンコンパウンド」をおすすめします。
- 目立つキズの除去から仕上げの研磨まで使える
- 最長3ヵ月持続する光沢感(ナノセラミックコーティング効果)
- ポリッシャーで研磨することによって粒子のサイズが変化
こちらのコンパウンドを中目程度のバフに取り、ポリッシャーで研磨作業をおこなえば若干目立ってしまうキズもキレイに修復できます。
研磨の過程でコンパウンドの粒子が段々と変化し、最終的には仕上げに適した粒子サイズになっていくというのが大きな特徴です。
複数のコンパウンドを用意するのが面倒な方は、こちらの「Angelwax オールインワンコンパウンド」を選んでみてください。

車磨き用の電動ポリッシャーに関してよくある質問
ここからは車磨き用の電動ポリッシャーに関してよくある質問に答えていきます。
自分が気になっている部分をぜひチェックしてみてください。
車用の電動ポリッシャーを使用するメリット・デメリットは?
電動ポリッシャーを使用するメリット・デメリットについては以下を参考にしてみてください。
メリット | デメリット |
---|---|
・磨き面が均等な仕上がりになる ・手作業ではキレイにしにくい汚れが落とせる ・研磨や艶出しの作業時間が短縮される | ・使い方を間違えると新たなキズを付ける恐れがある ・一部分だけを磨きすぎると塗装面が剥げてしまう ・コードレスタイプは充電に時間が掛かる |
電動ポリッシャーを使用すると、手作業ではできない研磨・艶出し作業が可能になります。また、手作業よりも時短になるところが大きなメリットです。
初心者が電動ポリッシャーを買うときの選び方は?
初心者が電動ポリッシャーを買うときは、以下の点に留意して商品を選んでみてください。
- 回転のタイプ
- 使いたいバフとの互換性
- ポリッシャー自体の静音性
初心者には扱いやすい「ダブルアクション」または「ギアアクション」のポリッシャーがおすすめです。また、使いたいバフがある場合にはあらかじめ互換性を確認しておきましょう。
電動ポリッシャーを使用するときの注意点は?
初めて電動ポリッシャーを使用するときは、以下の点に注意しましょう。
- 事前に車体の汚れを落としておく
- コード式のポリッシャーを使用する際はコードが引っ掛からないようにする
- コンパウンドを使うときはマスキングテープ等で養生をする
- 最初は研磨力が低いコンパウンドで試し作業する
- 不安な場合は目立たない場所から作業を始める
なお、塗装面の一番表面にあたるクリア層を超えて、奥のベース層まで達したキズは電動ポリッシャーでも上手く修復できません。

ポリッシャーで研磨・艶出し後におすすめのコーティング剤【スパシャン2025】

電動ポリッシャーで研磨作業をおこなった後は、カーコーディングを施してさらに愛車の美しさをアップさせてみましょう。初心者の方でも施工しやすいカーコーティング剤としては「スパシャン SPASHAN 2025」がおすすめです。
こちらのコーティング剤にはチタンが配合されているため、パリッとした光沢感やツヤを出せます。また、疎水性・耐傷性・耐腐食性も高く、水垢汚れや飛び石による小傷を予防できます。
シャンプー洗車後に希釈した「スパシャン SPASHAN 2025」を全体に塗布するだけなので、カーメンテナンス初心者の方でも簡単に扱えます。電動ポリッシャーやバフ、コンパウンドと共に購入を検討してみてください。