車のボディは選ぶカラーによって色褪せやすさが変わってきます。色褪せる主な原因には紫外線による劣化が挙げられますが、ボディカラーによって紫外線の吸収度が異なるというのが大きなポイントです。
黒系統(ブラック)のボディカラーは紫外線を吸収しやすいため、一般的に「色褪せやすい」とされています。逆に白系統(ホワイト)は紫外線を吸収しにくいので劣化しにくい色と言えます。
この記事では色褪せやすい色ランキングや劣化しにくい色、車の色を選ぶときに知っておきたいポイントを詳しくまとました。
自分で車のメンテナンスをする方、これから新しい車を買おうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
車の塗装で色褪せしやすい色ランキング|劣化しやすい色や理由を解説
ここでは様々なボディカラーの中でも特に色褪せやすい色ランキングを紹介していきます。
なお、以下の引用記事を参考にすると、車所有者が選んで後悔した色のランキング1位はブラックとなっていました。
「後悔した車の色」の圧倒的1位は「ブラック(189人)」で、全体の4割近くを占めました。
引用:PRTIMES|株式会社鶴亀(【後悔した車の色ランキング】男女500人アンケート調査)
こちらはひとつの例に過ぎませんが、黒系統(ブラック)の車を選んで後悔した理由や色が劣化しやすい原因についても解説していきますので、ぜひご覧ください。
劣化しやすい色①黒系統(ブラック)

黒系統(ブラック)の車はもっとも色褪せやすいボディカラーとして知られています。
まず、黒という色は紫外線の吸収率が非常に高く、塗料の分子構造が破壊されやすいところが大きなデメリットです。
黒色の車は汚れが目立ちやすいため洗車頻度が多めになりがちです。洗車回数が増すことによって塗料の劣化が促進される可能性もあります。
黒色の車は高級感があり、中古車としても人気が高いカラーのひとつです。
ただし、適切なメンテナンスを継続しないと色褪せが早まってしまうため、扱いに注意が必要な色と言えます。
劣化しやすい色②赤系統(レッド)

黒色に次いで色褪せやすいボディカラーは「赤系統(レッド)」の車です。
赤の色素は分子構造が不安定であり、紫外線を吸収することによって破壊されやすいといった特徴があります。また、赤色自体が紫外線を吸収しやすいところも色褪せの原因です。
太陽光には,赤外線・可視光・紫外線などがあるが,今回私たちは紫外線に注目して実験を進めた。予備実験で綿の布を7種類の色に染めて紫外線を当て,退色の進み具合を見たところ,赤色が最も退色した。
引用:金光学園|紫外線による色素の退色
車に使われる赤色の塗料も上記の通り色褪せやすいため、黒色と同様に丁寧なメンテナンスやケアが必要となります。
劣化しやすい色③紫系統(パープル)

紫系統(パープル)の塗料には赤色の顔料が含まれているため、必然的に色褪せやすいボディカラーと言えます。
赤色と同様に紫外線を吸収しやすく、分子構造が不安定である点も色褪せの理由に挙げられます。
ここまで紹介してきた黒色・赤色・紫色の車を購入する際は、定期的にメンテナンスやケアができるかどうかを考慮した上で選びましょう。

車の塗装で色褪せにくい色・劣化しにくい色・紫外線に強い色について
ここでは車のボディカラーの中で色褪せにくい色や劣化しにくい色を紹介していきます。
劣化しにくい色というのは「紫外線に強い色」とも言い換えられますので、駐車環境が屋外の方は上記のような色を選んでみてください。
紫外線に強い色①白系統(ホワイト)

車のボディカラーでもっとも色褪せにくいのは「白系統(ホワイト)」です。
車のボディが色褪せる主な原因は紫外線ですが、ホワイトは紫外線の吸収率が低い(反射する)ため、結果として劣化しにくい色となっています。
白色は太陽光に含まれる紫外線のほか、可視光線も反射する性質があります。自然と色褪せを抑える効果が期待できるので、頻繁にメンテナンスやケアができない方には白色の車がおすすめです。
ただし、白色の車は紫外線による劣化スピードは遅いものの、泥や花粉汚れが目立つといったデメリットがあります。
紫外線に強い色②シルバー・グレー系統

シルバーやグレーの車も、白系統の車と同様に紫外線への耐性が強いボディカラーとなります。
黒色や赤色よりも紫外線の吸収率が低いため、シルバーやグレーの車は色褪せにくいと言えるでしょう。
また、シルバーやグレーの車は白色の車よりも汚れが目立ちにくいといったメリットがあります。
紫外線に強い色③青系統(ブルー)

青色は分子構造が安定していて、元素同士の結合も強いという性質を持っています。また、太陽光を吸収しにくいところも大きな特徴です。
そのため、車のボディカラーとしても色褪せにくく、劣化しづらい色と言えます。
ただし、中古車として売りに出すことを考えると、黒や白といった定番カラーほど需要が高くありません。この点は青系統の車を選ぶ際のデメリットになる可能性があります。

車の色を選ぶときのポイント|汚れが目立たない・高く売れるなど
ここからは車の色を選ぶときに知っておきたいポイントを紹介していきます。
それぞれの内容を見ていきましょう。
汚れが目立たない色
車のボディカラーで汚れが目立たない色はシルバー・グレー・ベージュなどです。
こちらのカラーは砂ぼこりや花粉汚れの色が目立たない傾向にあります。また、キズが目立ちにくいといったメリットもありますので、初めて車を買う方にはおすすめです。
人気があり高く売れる色
中古車市場で人気が高い色はブラック・ホワイト・シルバーといった定番カラーです。
もちろんレッドやブルーといった色も人気は高めですが、車種を問わず高く買い取ってもらえるのは上記の色と言えます。
メンテナンスしやすい色
ボディカラーを維持するためのメンテナンスがしやすい色はシルバー・グレー・ホワイトなどです。
シルバーとグレーは紫外線による劣化スピードが遅く、さらに汚れやキズが目立ちにくいといった特徴があります。
また、ホワイトも紫外線に強いカラーなので、比較的メンテナンスがしやすい色と言えるでしょう。

色褪せやすい車の色に関してよくある質問
ここでは色褪せやすい車の色に関してよくある質問に答えていきます。
自分が気になる色や疑問をチェックしてみてください。
緑色の車は色褪せやすい?
緑色は、色褪せやすい性質と色褪せにくい性質の両方を持ったカラーです。
一般的に深い緑色は色褪せやすく、明るい緑色は色褪せにくいとされています。
ベージュ色の車は色褪せやすい?
白色に近いベージュは色褪せにくいボディカラーのひとつです。
クリーム色や薄いベージュは紫外線を吸収しにくいため、必然的に色の劣化スピードが遅くなる傾向にあります。
グレー色の車は汚れが目立つ?
グレー色の車は汚れが目立ちにくいとされています。これは砂汚れや埃汚れの色がボディカラーと似ているためです。
頻繁に洗車ができない方、自分で洗車したことがない方にはおすすめの色と言えます。

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